あかつきブログ

仏教、音楽、世の中の出来事、サッカーなどについてあかつきが感じたことをゆるーく書きます(^-^)

仏教、僧侶、音楽

Twitterを始めてから音楽を通して布教活動をされている方や、音楽活動をされている僧侶の方がたくさんいらっしゃるのを知って驚きました。

私もその一人ですからいつか音楽と仏教をテーマにブログを書くつもりでいました。

ところが想像以上に活動されている方が多いので、今回はまずどのような方がいらっしゃるのかご紹介だけさせていただこうと思います。

 

・音楽による布教活動をしている

・僧侶であると公表していて音楽をしている

・仏教にちなんだ曲を演奏している

 

という条件にどれか一つでも当てはまる方をご紹介しております。

それではお楽しみください♪

 

TARIKI ECHO


TARIKI ECHO/正信念仏偈草譜 ALBUM MIX (SHOSHIN NENBUTSU-GE SOFU)

 

薬師寺寛邦 キッサコ


【MV】世尊偈 (観世音菩薩普門品偈) cho ver. / 薬師寺寛邦 キッサコ @今治・海禅寺

 

やなせなな


やなせなな「帰ろう。」

 

テクノ法要


niconico×照恩寺 テクノ法要 2017/05/03

 

坊さんバンドG・ぷんだりーか


坊さんバンドG・ぷんだりーかオープニングムービー

 

坊主バンド


【坊主バンド】「君の宗派は。」の『禅禅禅世』

 

THE南無ズ


THE 南無ズ「てら・テラ・寺」MV

 

てらぱるむす


【MV】 てら*ぱるむす / サラソウジュデイト [公式]

メンバー変わっていらっしゃいますね。現在は。

 

勝手に演僧会


坊主が語るBUMP OF CHICKEN【花の名】

 

沙門


『四誓偈』(歌詞付)沙門PV MV【進化系仏教ポップ(B-pop)バンド沙門】

 

鈴木君代


鈴木君代さん お坊さんに憧れてお寺にはいったの2007

 

天白真央


天白真央さん ネガポジライブ 「生まれ来る子供たちのために」

 

CYBERBOWZ


Jyodo-Wasan CYBERBOWZ

 

友光雅臣


Tomomitsu Masaomi DJing 向源-KHOGEN- in 常行寺 2011.9.19

 

ひのう姉妹


H1法話グランプリ ①ひのう姉妹さん(2019/6/2)

 

木山将


木山将 /美しき日々

 

加藤圓清


大丈夫(寺フェスにて) 歌うお坊さん 加藤圓清

 

松田亜世


『風待ち唄』 松田亜世

 

星と樹


レトルトカリー寺 2019年12月8日

 

赤坂陽月


Om Mani Padme Hum ~ Heart Sutra

 

湊マサコ


思ひ出モナムール & 芝原秀司 feat. 湊マサコ セッション

 

Nam Jazz Experiment


Flow / Nam Jazz Experiment【Official Music Video】

 

我聞


我聞 1st Album『我聞 〜Gamon〜』

 

光誉祐華


テラソニ4光誉祐華

 

三代目禅ソウルブラザーズ


お坊さんバンド(ブルーハーツ コピー)壱 入堂~「人にやさしく」

単発の企画ですかね。

 

三浦明利


三浦明利 / いきとしいけるもの

 

『音、沈黙と測りあえるほどに』


『音、沈黙と測りあえるほどに』 Kyoto Composers Jazz Orchestra

 

仏掌


元ビジュアル系僧侶バンド「仏拿」、西大寺会陽の前夜祭で演奏 岡山

 

番外編

 

ももクロ


【ももクロMV】GOUNN / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z/GOUNN)

 

つのだ☆ひろ


ゴスペル風「般若心経」つのだ☆ひろ

 

まとめ

みなさまいかがでしたでしょうか。

それぞれの活動にそれぞれ思いがあると思いますし賛否もあるでしょう。

私自身どのように活動すべきかと常に問われ続ける中でこれからも演奏していこうと思っています。

敬称略で申し訳ございません。

youtubeにUPされている動画なので特に許可を取らずにまとめてしまいましたが、不快に思われる方がいらっしゃればお知らせくださいませ。

また私のアンテナが届かなかったところでご活躍されている方もいらっしゃると思いますので、ご存知の方はよろしければお知らせください。

そしてバンド演奏の前にまず声明に触れていただきたいと思いますし、私も精進いたします。

 


真宗大谷派 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌 御正当報恩講 結願日中

 

ありがとうございました♪

#2019年おすすめ仏教書3冊

#2019年おすすめ仏教書3冊

 

音楽雑誌で今年のベストアルバムを選ぶ企画がありますよね。

同じように仏教書でやってみたら面白いのではないかと思って企画しました。

 

昨年から始めたのですが、2018年に出版された本という点にこだわったしまったためか参加してくださる方がほとんどいらっしゃいませんでした。

という訳で今回は「2019年に読んだ本」という条件にします。

 

世の中にはたくさんの仏教書があって何を読んだらいいのか迷いますよね。

おすすめされた本って読んでみたくなりませんか?

新たな一冊との出会いがあるかもしれません。

ぜひおすすめを共有できたらいいなというわけで、ご参加お待ちしております。

 

Twitterで「#2019年おすすめ仏教書3冊」というハッシュタグをつけて投稿してください

・2019年に読んだ仏教書の中から選んでください

・1~2冊でも大丈夫です

・他の人とかぶっても大丈夫です

 

年明けに投稿された本の一覧と何票獲得したかをブログにまとめます。

この企画がより楽しくなるように投稿数が伸びてほしいなと願っております♪

 

 

私が選んだ三冊

それでは私が選んだ3冊について簡単に選んだ理由を書いてみます。

 

・一冊目

『近世仏教の教説と教化(日本仏教史研究及叢書)』(法蔵館) 芹口真結子

 

近世仏教の教説と教化 (日本仏教史研究叢書)

近世仏教の教説と教化 (日本仏教史研究叢書)

 

 

まず一冊目です。

うちの宗派(現在でいう大谷派)について取り上げられていますし、近世においてどのような教化活動がおこなわれていたのか知らなくて勉強になったので選びました。2019年に出版されたものを選んでおきたいなという思いもあります。

江戸時代はやはり異安心に厳しかったんですね。

現代においても信心について話し合い指摘し合うことは大事だと思いますし、自らの受けとめを御聖教に照らし合わせていく必要があるでしょう。

ただ「これが正解」と決められてしまうのはちょっと窮屈ですね。

教えの受けとめは、エートスはずっと同じでも時代や人々に合った時機相応の形であらわれてくるようにも思います。

自らの思いに凝り固まってしまわないためにも、皆同じ方向を向くよりも多様な視点が交わりあう方が良いのではないでしょうか。

と本書を読んだあと考えさせられました。

 

・二冊目 

『この人を見よ ブッダ・ゴータマの生涯 ブッダ・ゴータマの弟子たち(増谷文雄名著選)』(佼成出版社) 増谷文雄

 

二冊目です。

たぶん今回選んだ三冊のなかでは一番入門書としても読める本です。

二冊分なのでページ数は多いですけどね。

前半は釈尊の生涯、後半は弟子たちについて書かれています。

ちょうど今年はお釈迦さまの生涯についての講座にスタッフとして携わっており、私が担当する箇所のテーマが「仏弟子」だったので読みました。

特に後半ブッダ・ゴータマの弟子たちがおもしろかったです。弟子たちの姿が生き生きと描かれています。

お釈迦さまの教えを受けとめてくださった方々がいたからこそ、私たちの元まで仏教が届いているのだなと感じさせられる一冊です。

増谷文雄先生のご著作はその他の本もおすすめですよ。

 

・三冊目 

『ニセ坊主:僧伽をおもう―本願寺維持財団真宗大谷派(響流選書)』(響流書房) 柳衛法舟

ニセ坊主: 僧伽をおもう―本願寺維持財団と真宗大谷派 (響流選書)

ニセ坊主: 僧伽をおもう―本願寺維持財団と真宗大谷派 (響流選書)

  • 作者:柳衛 法舟
  • 出版社/メーカー: 響流書房
  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: Kindle
 

 

三冊目です。

前半は本願寺維持財団・東山浄苑、お東騒動などについて、中盤以降は著者の歩みについて書かれています。

東山浄苑は一度足を運んだことがあるだけでほとんど何も知らないので勉強になりました。

また御聖教に関する記述が印象に残りました。単なる「私物」ではないと何度も教わってきたはずですが、疎かにしてしまうことがあります。

後半は大谷派の教師修練についての記述が多いです。著者が問いを受けとめていく姿を通して読者もまた問われるような読書になると思います。

うちの宗派の特に若手~中堅の方にとっては、はっとさせられる箇所が多いと思いますし是非おすすめしたい一冊です。ピンポイントすぎますけどね。もちろん他宗の方や僧侶ではない方にもおすすめの一冊です。

「僧伽」は私が課題としているテーマですし、できれば続編が読みたいなと思いました。

 

ご投稿のお願い 

というわけで仏教関係の本であればどのような本でもOKです!雑誌や漫画でも大丈夫です。

みなさんもぜひ「#2019年おすすめ仏教書3冊」に投稿してください♪

みなさまと一緒におすすめの一冊を共有したいです!

できれば年内にノミネート候補の紹介ブログを書きたいなと思っています。

(間に合わなかったらすみません) 

 

よろしくお願いいたします。

無人島アルバム

私の無人島アルバム(無人島に持っていきたいアルバム)10枚をチョイスしてみます♪

 

完全に今の気分です!

 

NAS『It Was Written』 

It Was Written

It Was Written

 

NASのアルバムは名盤ばかりなので迷いますね・・・

今の気分で『It Was Written』にしました!

収録曲がVEVOになかったので動画は『stillmatic』収録の「One Mic」で。

www.youtube.com

 

Miles Davis 『Bitches Brew

BITCHES BREW

BITCHES BREW

 

 学生の頃マイルスのアルバムで2枚目に買ったのがこれです。

最初は意味わからんアルバムを買ってしまったな・・・

と思いましたが、ある日バスの中で聴いていたら目覚めました(笑) 

www.youtube.com

 

Kanye West 『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』 

MY BEAUTIFUL DARK TWISTED

MY BEAUTIFUL DARK TWISTED

 

 初めて聴いたときやはりカニエは天才だなと思いました。

よく聴いていたアルバムです!

www.youtube.com

 

BeatlesThe Beatles (The White Album)』 

The Beatles (The White Album)

The Beatles (The White Album)

 

 なんとなくビートルズを選んでおこうと思いました。

「While My Guitar Gently Weeps」とか「Helter Skelter」とか好きです。

www.youtube.com

 

Travis Scott『Astroworld』 

アストロワールド

アストロワールド

 

 ちょっと退廃的なところが良いです。

ちゃんと1枚の作品として通して聴ける強度があるのがトラヴィススコットの素晴らしいところだと思います。

www.youtube.com

 

Aaron Parks『Invisible Cinema』

インヴィジブル・シネマ

インヴィジブル・シネマ

  • アーティスト: アーロン・パークス,マイク・モレーノ,マット・ペンマン,エリック・ハーランド
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2008/10/22
  • メディア: CD
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 「Nemesis」がかっこいいです!

好きなピアニストです。

www.youtube.com

 

Kenny Garrett『Happy People』

Happy People

Happy People

 

 ギャレットかっこいいですよね!

「Song for DiFang」が好きです。

www.youtube.com

 

No Doubt「Rock Steady」 

ロック・ステディ

ロック・ステディ

  • アーティスト: ノー・ダウト,バウンティ・キラー,フォクシー・ブラウン feat.レディ・ソウ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/04/19
  • メディア: CD
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 グウェンステファニー綺麗だしかっこいいですよね。

高校生の頃に聴いてました。

www.youtube.com

  

Sam Cooke『Live at the Harlem Square Club』

ハーレム・スクエア・クラブ1963

ハーレム・スクエア・クラブ1963

 

説明不要ですね。

こんなに歌が上手い人なかなかいないですよね。

www.youtube.com

 

坊さんバンドG・ぷんだりーか『独生独死独去独来』 

独生独死独去独来

独生独死独去独来

  • アーティスト: 坊さんバンドG・ぷんだりーか
  • 出版社/メーカー: 坊さんバンドG・ぷんだりーか事務局
  • 発売日: 2016/01/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
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 無人島だったら自分の演奏も聴きたいですよね。

自分で言うのもあれですがいいアルバムですよ~♪

ちなみにサードアルバム制作中です!

www.youtube.com

 

という感じで選んでみました~

みなさんのオススメも教えてくださいな♪

現時点での消費増税に反対です

ブログに政治のことを書くつもりはありませんでしたが、珍しく自分の中にはっきりとした意見があるので記事を書いてみます。

 

テーマは消費税

現時点での消費増税に反対です。

それどころか消費減税をしても良い局面だと考えています。

 

特に支持政党があるわけではなく、この記事を書くことによって誰かの投票行動を変えさせようという思いはありません。

しかも、もうほぼほぼ消費増税を回避するのは無理な状況です。

参院選後から10月の増税前までに臨時国会→解散→衆院選をおこなうか、軽減税率の対象品目を全商品にするくらいしか方法はありません。現実的ではありませんが。

それでも後から振り返ったときのために書いておこうと思います。

 

色々グダグダと書いていきますが、基本的には<ざっくり言うと>のところだけ読んでいただければと思います。

 

1マクロ経済政策について私の認識

<ざっくり言うと>

金融政策がまず大事!その上で財政政策も協調させよう。

 

以下読み飛ばしok

金融政策について

・そのときの経済状況に合わせて中央銀行が買いオペ売りオペなど適切な金融政策を採用すべき。

金利を下げる政策をとる場合はゼロ金利が限界ではない。予想インフレ率を上げることで実質金利を下げることができる。そのためには量的緩和など大胆な政策を打ち出しレジーム転換をして、さらにその政策を確実に遂行するというコミットメントが必要=期待に働きかける政策。

 

財政政策について

・金融緩和が行われている状況下では、金利上昇によって効果が相殺されないので財政出動の効果が見込める。

・財政政策は即効性があるため金融政策の支えとなり、何に支出するかによっては再分配政策にもなる。

 

・これらマクロ経済政策の目的は総需要曲線を動かす政策によって有効需要を創出し、雇用を改善すること。

 

基本的には以上です。

変動相場制を想定した話です。

 

ちなみにアベノミクスは雇用の改善に一定の効果がありました。

私は政権を支持しているわけではありませんしツッコミどころも多々ありますが、良かった点は素直に認めるべきではないでしょうか。

少なくとも2013年までの経済政策に関してはかなり良かったと思います。

 

・失業率の低下、

労働力人口・就業者数の増加

・非正規就業者数が増加しつつ、不本意非正規就業者は減少

 

というようなアベノミクスの成果が野口旭さんの『アベノミクスが変えた日本経済』にまとめられています。

アベノミクスが変えた日本経済 (ちくま新書)

アベノミクスが変えた日本経済 (ちくま新書)

 

ただ、次節に書くように現在は景気が悪化しつつあって雇用も怪しい感じになっていますけどね。

 

2なぜ現時点での消費増税に反対か

<ざっくり言うと>

景気が悪化しかけているから!

 

以下読み飛ばしok

増税は財政を引き締める政策(緊縮政策)ですから、総需要不足の状況において必要とされる政策の方向性に反しています。

しかも景気が悪化しつつあるんですよね・・・

経済指標が軒並み悪化していますし、ちょっとググるだけでも

www.nikkei.com

jp.reuters.com

www.nikkei.com

 

というようにまずい現状を示す記事がごろごろと出てきます。

元々増税すれば消費がある程度落ち込むのは間違いない上に、経済状況が悪いとなればタイミングが悪いですね。

前回の消費増税時より対策が打たれるみたいですし、いきなり影響が出るというよりもじわじわとダメージが出てくることになりそうですが、世界経済の状況が今以上に悪化すれば急激に悪化することも考えられます。

また、消費税は逆進性があるので格差が広がっていく可能性が高いでしょう。

現時点ではなくて、完全にデフレを脱却してから増税すれば良いのではないでしょうか。

 

3消費税上げたらどうなる?

<ざっくり言うと>

人が死んでしまうかも!

 

先日バズっていたnoteの記事がありましたね。

note.mu

 

『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』を紹介しつつ緊縮政策の危険性が説明されています。名著です。

経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策

経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策

 

 

 松尾匡さんの『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3.0の政治経済学』(p26)に失業率と自殺率に相関関係があるというグラフが載っていました。

 

 

僧侶はよく「いのち」の大切さを説きますが、命も大事だと思うのです。

 

4結論

<ざっくり言うと>

ゆるふわな世の中でいきましょう!

 

でもさ~、一人ひとりがもっと努力すれば状況は変わるんじゃない?

むしろ甘い考えの人が増えたのが日本の現状を招いてるんじゃないの?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、例えば

 

「日本人の生涯所得を左右する一番の要因は生まれ年だと言われています」(『経済成長って何で必要なんだろう?』p147)。

 

というように生涯所得は生まれ年に左右されると言われています。

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

 

 

生まれてくる年を自分で決めることはできませんし、ご縁としか言いようがないでしょう。

上手くいくかどうかは本人の努力だけで決まるわけではありません。

こんな本もあります。 

成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学

成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学

 

 

環境を整える努力をしてから、個人の努力を促しても良いのではないでしょうか。

 

揚げ足の取り合いではなくて、失敗しても再チャレンジが許されるようなゆるふわな社会になって欲しいです。

 少しずつでも。

そのためには適切なマクロ経済政策が必要だと思います。

 

おわりに

この記事は素人が書いていることですからあまり信じないでください。

それよりこの漫画を読んでみてください!

キミのお金はどこに消えるのか

キミのお金はどこに消えるのか

 

 

 

とは言っても消費増税って必要なんじゃないの?と思う方もいるでしょうが、日本の財政状況はそんなに悪くないみたいですよ。

 森永卓郎さんの本に解説されています。

 

税収はすでに増えていますしね。

www.jiji.com

 

難しく考えなくても98年、2014年の消費増税は失敗でしたし単純に増税って嫌じゃないですか?

どうでしょうか。

人間は死んだらどこに行くのでしょうか?という問いについて

人間は死んだらどこに行くのでしょうか?

 

という質問を二回いただきました。

でも二回とも消化不良な回答しかできていません。

私が仏教に触れたばかりの頃、先生や先輩に質問したのにはぐらかされたことを思い出しました。

今となっては先生や先輩方がはぐらかしていたわけではないのだとわかりますが、当時は寂しかったです。

というわけで、書ける範囲でブログ記事にしようと思い立ちました。

 

私のパーソナルな部分は明かせませんし、全部書ききる能力もないのであくまでも触りの部分のみです。

 

◎問いの内容について

「人間は死んだらどこに行くのでしょうか?」という問いは、人間を客観視しようとしている、あるいは人間という存在を抽象化した問いであると思います。

 

質問者さまは具体的な出来事に触発されての質問だったのだろうと推察します。

その割には客観的な立場から理解することを試みているように見えるのです。

その姿勢には共感しますし、好感が持てます。

一歩引いて見ることで視野を広げることができますし、冷静に思考できますから。

ただし、今回の問いに関しては「私の」という姿勢が大切だと思います。

自分ごとだからこそ道を歩み始めることができるのではないでしょうか。

(そうではないケースもあるでしょうけど)

 

「自分ごと」というのは例えば

私は死んだらどうなるの?怖いんだけど・・・

あの人は死んでどこにいるの?寂しいんだけど・・・

というような問いです。

 

 

◎なぜ「自分ごと」である必要があるのか

「死んだらどこにいくのでしょうか?」ということは、今現在いる場所はわかっている前提で質問していますよね。

ところがその前提が怪しいのです。

他人のことだけではなくて、今あなたがどこにいるのかさえわかっているか怪しいように思います。

なぜわからないのか・・・

その理由は、今ここに立っているはずのあなたとは誰なのか・・・それがわからないのではないでしょうか?

誰が今ここに居るのか。

言い直すと「どこへ向かうのか」と問う以前に、その行動主体である「わたし」が何者かがはっきりしないのです。

 

普段私たちは「わたし」という他から独立した存在があるのだと感じているでしょう。

 

だから、

わたしは好きだ

わたしの持っているカバンだ

わたしのほうがすごい

 

というようにわたしがあるという前提を問うことなく、わたしを主語にして物事を考えて世界を見ています。

条件によって左右されない、変化しないわたしがいると思っているのです。

 

ところがその設定が怪しいことを、うすうす感じているのではないでしょうか。

年齢を重ねて身体が思い通りにならなかったり、病気になったり、いつか死んだら存在自体が消えてしまうかもしれません。

また周囲の環境が変化するなかで自分を見失ってしまうこともあります。

 

今のわたしが崩れていくのが怖くてたまらない。

だから自分を飾り立てたり人より上に立とうとする。

それでも常に上手くいくとは限りませんし、時間が経つにつれて上手くいかなくなることもあります。

そうやって苦しみが生まれてくるのではないでしょうか。

仏教ではこのように「わたし」に執着することを我執といいます。

 

仏教では独立不変のわたしがあるのではなく、縁起のなかで存在しているのだと言われています。

他との関係の中で存在しているということです(超ざっくりで言葉足らずな表現ですが)。

縁起の中で存在しているにもかかわらず、「わたし」という独立不変の存在を生み出してしまう。

しかし、そのような「わたし」という存在が生まれることがなくなれば、滅する(死ぬ)こともありませんし苦しむこともないでしょう。

だからこそ、仏法に照らされながら自分自身を観察する必要がでてきます。

というわけで「自分ごと」である必要があると思うのです。

 

 

◎じゃあどうすれば良いのか

これまで書いてきたことを頭で理解するだけでは、「わたし」への渇望はとまらないでしょう。

修行によってレベルアップしていって、覚(さと)る必要があります。

 

しかし、お釈迦さまが入滅されてから長い時が経った今の時代に暮らす私たちにとって、修行して覚るのはとても難しいことです。

 

実はそのような私たちのことを思い、どんな人でも救おうと願い・誓った仏さまが阿弥陀さまなのです。

阿弥陀さまが成仏する以前、法蔵菩薩だった頃に私たちの代わりに修行を全部やってくださいました。

そのおかげで、私たちは「ただ念仏」すれば救われるのです。

念仏とは「南無阿弥陀仏」ととなえることです。

すごいですね!

でも信じられますか?

信じられませんよね。

実は真実報土へ往生する(本当に救われる)ためには信心が必要だと言われています。

でもなかなか信じられないので易行難信(修行は簡単だけど信じることが難しい)と言われています。

「まかせなさい」という呼びかけを疑い無く聞けるか。

阿弥陀さまのよびかけを聞いて、あぁ私は悪人なのだと頭が下がるか。

というところが問われているのだと思います。

 

 

◎結局質問への回答は?

というわけで「人間は死んだらどこに行くのでしょうか?」という問いに対する答えは

「浄土へ往きます(往生します)。ただし、何でもアリというわけではありません」

という回答でどうでしょうか?

 

ただ、「何でもアリではないからね」と仏さまから直接言われるならともかく、人間である私が救われる条件を説明するのは仏さまのお力を疑っているようで表現が難しいところです。

阿弥陀さまは信じることのできない私たちを見捨てることなく、追いかけてきてくださると思います。

ここに書いたことはあくまで触りの部分ですし、間違っている点も多々あるでしょうからあまり鵜呑みにしないように気を付けてください。

 

私が言いたかったのは、

「あなた自身はどうなのかと、問われたときから生きられる」

ということに尽きます。

 

あと、亡くなった家族や親戚が浄土へ往生しているのかと疑問に思うかもしれません。

他者が往生したかどうかを客観的に判断することはできないと思います。

ただし、亡き人を通して私に手を合わせる機会を与えていただいた、これは浄土からのはたらきであると頂いてみてはどうでしょうか。

 

南無阿弥陀仏

『わたし、定時で帰ります。』

私はドラマを見るのが好きでして・・・

 

以前は各ドラマ1話ごとにブログを書いていました。

 

今となっては考えられません!笑

 

せっかく久々のブログなので、今季ドラマのなかでは一番好きな

 

『わたし、定時で帰ります。』

 https://www.tbs.co.jp/watatei/story/ep1.html

について書いてみようと思います。

 

あらすじ

主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。

だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。

ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、双子を育てるワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか──?

(公式サイトより抜粋)

 

感想

知人が「働き方を見つめ直すというドラマなのに、放送の時間帯的に一番見なきゃいけないはずの人たちがまだ働いていて見れないのでは?」と話していてなるほどなと思いました。

22時からですもんね。

でも、このドラマのテーマは「働き方」だけではないと思います。

 

私がこのドラマを好きなのは、人間関係をリアルに描いているからです。

 

一人ひとり考え方が違うのですれ違うこともあります。

そのすれ違いを何となく放置しながらやり過ごしていくと、ときには耐えきれなくなったり、周りが見えなくなったりしてやらかしてしまうことってあると思うんです。

誰にでも。

 

このドラマでは毎回誰かがやらかします。

でも、そのあとの書かれ方が好きなんです!

基本的にやらかしても周りの人たちが受けとめて、サポートを受けながらもう一度やり直そうとするストーリーですよね。

そこがリアルだと思います。

ときにはぶつかり合いながら関係性が徐々に変わっていく。

人間関係ってそうやって漸進していくものだと思います。

 

結衣は自分の時間を大切にしようとしているわりには、人のことをよく考えて寄り添おうとしています。

ブレてるようにも見えますが、自分のためにこそ他者のことを考えるということもあるのではないでしょうか。

ここは私が共感するポイントです。

 

坊さん仲間で社会問題やボランティアの話をすると、人のことよりも自分を見つめろと指摘されることがあります。

たしかに一理あるでしょう。

ただ、「私」とは独立して恒常的に存在しているわけではなく、社会や環境の中で常に変化しながら形成されていくものです。

ですから、社会や身の回りのことを考えることは「私」を考えることにつながるのではないでしょうか。

結衣が人のことを考えるのは、自分と向き合うことでもあるのでしょう。

最終回、社長とのやりとりで心境が語られていました。

 

「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんだ」

という台詞も良かったですね。

なぜ働くのかという問いに答えは簡単に出せないでしょう。

仕事が好き、認められたい、居場所が欲しい、不安、生活のことなど色々な思いや悩みを抱えながらみんな働いているのだと思います。

結衣の「みんなと元気に働きたい」という答えはとても素敵ですね。

「なぜ働くのか」よりも「どう働くのか」ということが大切なのかなと改めて思いました。

 

ドラマなので上手くいきすぎな部分も当然ありました。

結衣のようなバランスの取れた人はなかなかいませんし、種田さん・・・というか向井理さんかっこ良すぎでしょ。

でも、向井理さんががかっこいいだけのドラマではなかったと言えるでしょう。

 

仕事に関する考え方や恋愛についても、曖昧にせず最後まで丁寧に描き切って好感の持てる良いドラマだったなと思います!

最近気になること

気になる話題についてつれづれと書いていきます。

 

少年ユーチューバーの件

いくつか動画を拝見してみて、積極的に支持はしませんがこういう方がいても良いのではないかと思いました。

親御さんについては発言を追っていないのでわかりません。


【ロボットになるな!】不登校の天才YouTuber「麦わらのゆたぼん」

批判的な意見がたくさんあるみたいですね。

やりたくない宿題を押し付けられたというのが不登校の原因になってもおかしくないと私は思います。

また、「学校にいる友達がロボットみたいに見えた」という発言も批判されていますね。

たしかに、生徒たちを傷つける発言とも受け取れますし、春名風花さんが指摘しているようにゆたぼんさんを支持することで普通に楽しく学校に通っている子たちを闇雲に不安にさせることにもなり得るでしょう。「手のかからない生徒の心の摩耗」にも気を付けなければいけません。

でも、型にはめられるような学校の在り方に辟易としたことは私もありましたし、ゆたぼんさんもそれが主張したかったのではないかと思うのです。

「友達がロボットみたい」ではなく、違う表現を用いればもう少し受け入れられたかもしれません。

 

ただ、「学校に行かなくても良い」というメッセージだけではその先がもっと地獄という可能性があるなとは思いました。

学校をやめたら教育を受けるのが難しくなったり、目立った才能がある人しか生きていけない現状があります。

学校外での教育環境を整えていくことが必要ではないでしょうか。

もちろん、学校を過ごしやすい場所にしていく議論も必要でしょう。

「やめてもいいんだよ」だけではなく現状を変えることを試みたり、オルタナティブを提示したりできれば良いですね(※ゆたぼんさんに言っているのではなく私たち全員の課題として)。

 

それにしても『GTO』に始まり、前クールの『3年A組』や今放送中の『俺のスカート、どこ行った?』など、先生がスーパーマンみたいな人じゃないと環境って変えられないんですかね?

 

どのような学校にしていけば良いのかという研究も進んできているみたいですし、みんなで協力しながら少しずつでも変えていけたら良いですね。

  

相次ぐ事故の件

悲しいニュースが相次いでおり、報道を見ていると胸が締め付けられます

まず、被害者家族や関係者を傷つけるような報道は避けてほしいです。

そして加害者も法によって裁かれるのですから、安易に石を投げるようなことは避けるべきかと思います。

 

対策など何かすべきことはあるか、どうしたら良いかというのはなかなか難しいですね。

免許の返上を勧めるのも大事ですが、強制的に運転させないような決まりを作ることには慎重になった方が良いのではないでしょうか。

ある年齢の人が他の年齢にくらべて事故をする確率が高まるのか、事故の件数や事故によって命を落としてしまう方が増加傾向にあるのか、どのような事故が多いのかなど統計を見る必要があるでしょう。

 

そして、僧衣でできるもんのときも書いたのですが、どこまでのリスクを許容するのかという議論も必要です。

私の希望としては、誰かに我慢を強いるよりできるだけ多くの方が自由に暮らせる方向の議論をしたいです。

1人でも多く被害者・加害者を減らすことができるように、また当事者になってしまったときのケアを含めて考えていきたいですね。

まずは、自分自身の運転をもう一度見直し、勉強不足なので学んでいこうと思います

 

仏教ファンの件

仏教ファンについてどう思うかTwitterの仏教クラスタの中で議論があったみたいです。

 

発端は改元によって御朱印を求める方が大勢いたため発生した混乱、ということで良いのですかね?

だとすればマナーの問題ではないでしょうか。

難しい議論にせず、マナーを守りましょうねで良いでしょう。

でも、そこから派生したいくつかの議論は興味深いなと思いました。

 

◎「仏教ファン」と自称することについて

自称すること自体に問題はないように思います。

僧籍がないのに僧侶ですと偽ったら問題ですけどね。

 

仏教ファンと自称する方と出あったら私は嬉しいです。

仏教に対して好印象を抱いているのはほぼ間違いないわけですから。

「仏教ファン」という定義も曖昧ですしね。

Twitter上で仏教ファンではない仏教徒の例として「大きなお寺に観光には行かないけど、簡素なお内仏に毎日のお給仕を欠かさない」方が挙げられていましたが、私としてはそのような方こそ仏教ファンの最たる例ではないかと思うのです。

このように人によって定義が違いますし、まずは仏教に好意を抱いているということを前向きに受けとめても良いのではないでしょうか。

 

ただ、内実や言動は問われるでしょう。

「仏教関連の文化は好きだけど信仰心はないから寺でのマナーなんて守らねぇけどな」

などと言われたら仏教を好きだと言ってくれて嬉しいという第一印象を撤回せざるを得ません。

仏教ファンに批判的に見えるツイートをされていた方は、三宝への帰依がないことを指摘していました。

「仏教ファン」と自称することを批判しているわけではなく、その内実に関して指摘したものだったのでしょう。

一見仏教ファンを批判しているような方でも、マナーを守ってちゃんとお参りするならどのように自称しても問題ないと考える方がほとんどなのではないでしょうか。

ですから、仏教ファンと自称することはやはり問題ないと思います。

 

◎信仰心がない仏教好きはアリか

私は仏教に関する文化が好きなだけの人もアリだと思います。

アリというより大事な存在だと思います。

 

『ともに生きる仏教』では仏教に関連する社会活動や文化活動が取り上げられていますが、そのそれぞれの活動が多くの人に認められたからこそ書籍の販売につながり、仏教の教えも注目される結果となったのではないでしょうか。 

ともに生きる仏教 (ちくま新書)

ともに生きる仏教 (ちくま新書)

 

 

学生の頃、文化経済学の講義ではクロスビーさんの『文化経済学入門』を教科書として、文化の保護が大切だということを学んだと記憶しているのですが(間違っていたらごめんなさい。もう著書が手元にないので、入手出来たら確認してみます)、それよりもコーエンさんの『創造的破壊』の議論にあるように文化のグローバル化がその文化のコアな部分も守るのではないかと思います。 

文化経済学入門―創造性の探究から都市再生まで

文化経済学入門―創造性の探究から都市再生まで

 

  

創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業

創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業

 

 文化のグローバル化(文化が広く伝播すること)によって今まで縁がなかった人が新たにその文化に触れることができ、盛り上がって注目されれば予算をかけられるようになって、より伝統的な部分を守ることにもつながるのではないかとコーエンは言います(超ざっくり書きましたが本当はもっと精緻な議論がされています)。 

もちろん宗教と文化は違いますが、仏教ファンの話題から文化経済学を思い出しました。

 

何でもアリではダメですけどね。

ふざけたことは許さんぞという厳しい意見がある中で、ライトな仏教ファンの方に届く試みがされていくと良いかなと思います。

 

◎本当に仏教徒なのか?

仏教徒と仏教ファンの違いとは何かという問いがされていました。

定義にもよりますが対義語ではないように思います。

 

ただ、この議論のなかで主に真宗の方が「本当に私は仏教徒と自称できるのか」というようなことをおっしゃっていて、なるほどそうだなと思いました。

 

先日僧侶が集まる会議で「あなたにとってお釈迦さまとは?」と問われて私が「師です」と答えたところ、周りからの総ツッコミにあいました。

「お前はお釈迦さまを師といただけるような生活をしておるのか?」

というツッコミです。

真宗僧侶の中では(楽器を演奏することを除けば)わりと坊さんっぽい生活をしているような気もするのですが、本当に三宝帰依の生活ができているのかと問われれば否と答えるしかありません。

仏法に照らされて気付かされるのは、どこまでも三宝に背く私の姿なのかもしれません。

 

おわりに

読んでいただきありがとうございました!

ライブの告知をするためにこの記事を書き始めたのですが、話がまったく違う方向に行ってしまい、ライブももう終わってしまいました(笑)

次回はもう少しゆるふわな内容を書こうと思います!