僕らは奇跡でできている 第8話
【僕らは奇跡でできている 第8話】フジテレビ系列、火曜21時放送
https://www.ktv.jp/bokura/index.html
あらすじ
山田さん(戸田恵子)が一輝(高橋一生)に過去を打ち明けます。
感想
先週ラストの一輝の発言に驚きましたが、山田さん本当に母親なんですね。
何か別の意味があるのかなとも思っていましたがそのままの意味でした。
何か秘密を抱えていることは示唆されていましたが、なんとなく母親ではないのではないかと思い込んでいました。
それにしても先週あたりから育美(榮倉奈々)の顔がすっきりして、ホワイト育美になってしまいました。
山田さんと気まずくなって普通に接することができない一輝に対して、意識せずにとる行動が普通なのだと教えてあげます。
ついに育美のターンがきた?!
これまで一輝との出あいによって救われてきた育美が、今度は一輝に影響を与えるようになるのでしょうか。
鮫島教授(小林薫)から、自分自身のことも一輝のことも信じていないのではないか?と問われた山田さん。ついに一輝に過去を打ち明けます。
一輝の個性を欠点だと思っていたこと。自分はダメな母親で、回りからもそう思われていると思っていたこと。3歳のときに一輝の父が亡くなって、もっと必死になったこと。4歳のとき息抜きのつもりで温泉に行って、そのまま帰らなかったこと。おじいちゃん(田中泯)、おばあちゃんが一輝を育てたこと。運動会をこっそり見に行っておじいちゃんに再会し、家政婦として戻ってきたこと。母と一生名のらないと決めたこと。
山田さんはすべてを打ち明けました。
一輝が上手くいっているのは優しい人に囲まれて恵まれているからだよなーと思っていましたが、よく考えてみれば幼くして両親がいなくなってしまったんですよね。
順調に育ったのはおじいちゃんの力と、正体を隠しながらも母の大きな愛があったのですね。
一輝はどのように受けとめるのでしょうか。
タコ嫌いの真相が明らかになります。
山田さんは一輝が欲しがったタコを買いに行ったっきり、帰ってこなかったのでした。
タコを買いに行くと言って出かけて、おじいちゃんから貰った2万円で温泉に行って11年間帰ることが出来なくなってしまったのです。
もし渡したのが1万円だったら、もし他の条件だったらどうなっていたのか。
一輝は疑問に思っておじいちゃんに尋ねます。
「11年だからだよ」「一輝とまた一緒に暮らすために必要な時間が11年だった」
たしかに、タラレバではなくて実際にその条件が揃ったから結果が起こったわけで、11年間経ってでも帰ってくるご縁だったのですよね。
育美は元彼雅也(和田琢磨)に連絡を取り、自分のことばかりで雅也のことを全然見ていなかったのだと気付いたことを打ち明けます。
雅也も、頑張る育美が好きだったのに、育美はおれじゃ物足りないんじゃないかっていつも不安だったと本音で答えます。
これが二人の最後なんですね。
もう終わっているからこそできる会話ってありますよね。
私も過去を思い出しました(笑)
最後に、山田さんの告白に対する一輝の受けとめです。
犬は犬なのにネコ目であるのがどうでもいいように、山田さんが家政婦なのか母親であるのかは一輝にとってまったく重要ではないことでした。
「重要なのは山田さんが存在していることです」
「山田さんがいなかったら、僕は存在していません。」
「山田さんから生まれてきてよかったです」
一輝は自分がタコをまるごと食べたいと言ったのが山田さんいなくなったと原因だと思い、タコを嫌なことの象徴だと思っていました。でも実は・・・
「でも僕にとってタコは嫌なことの象徴ではなくて大好きの象徴だったんです。タコが食べられなくなるほど、あの頃の僕も山田さんのことを大好きだったってことですから」
素敵やん!笑
昔も今も山田さんのことが大好きなんですね。
虹一くん親子とどうしてあそこまで関わったのかわかるような気がします。
いやー、やっぱり今週も仏教感ありますね。
今ここに自分があることは奇跡ですよね。
縁起によって存在しています。
よく「いのちのつながり」と言われますが、ちょっと綺麗すぎる表現に感じてしまいます。
でも、綺麗事だけではなく汚い部分も全部ひっくるめて、やはりいのちはつながっているのでしょう。
一輝が言うように、場所を越えて時を越えて様々な奇跡が起こり続ける中に自分があるのだということを素直にすごいなと思います。
あ、これまさにドラマのタイトルにつながるテーマですね!
色々書きましたが今週一番驚いたのはコンチューバー・Nです!笑
私の満足度7(10段階)