先日中学校で高齢者疑似体験学習のお手伝いをしてきました。
ボランティアです。
スタッフとして関わっている仏教関係の講座で出あった方に誘われて、最近福祉関係の会議に出席しています。
地域福祉のうち行政が直接関わらないようなニッチな部分を、ボランティアなどのゆるいつながりによって賄っていくためにはどうしたらよいか考えるための会議です。
まったく知らない分野ですから、毎回出席するたびに学ぶことばかりです。
僧侶としての学びにもつながるように思いますし、会議に参加できてよかったです。
これからもっともっと吸収していきたいと思います。
その会議に誘ってくださった方からお話をいただいて、中学校の授業を手伝うことになったわけです。
お坊さんバンドの演奏などで小学生と関わる機会はそれなりにあるのですが、中学生と関わる機会はないので不安でした。
その不安は半分的中します。
私は高齢者疑似体験のボランティアとしては初参加でしたので、完全に子供たちに舐められました(苦笑)
いや、これは私の責任です。
中学生は力技ではどうにもならんですね(もちろん小学生だってそうですが)。
今度同じような機会があればもっと堂々と生徒たちのサポートをできるように頑張りたいと思います。
半分は不安通りの結果でしたが、もう半分は嬉しい驚きでした。
少しずつ大人に近づいていく年齢だけあって、よく気付きますね。
体験している子自身も高齢者の気持ちに気付いていましたし、体験している子に付き添う子が一生懸命サポートしようとしている姿を見て、この授業の意義は大きいなと感じました。
お互いがお互いを支え合う、そんなゆるいつながりを築いていく第一歩がこのような教育の場なのでしょう。
それから私も事前に体験しましたが、視野が狭いことの怖さは予想以上のものでした。
街中を歩いているおじさんおばあさんの気持ちを、思っていた以上にわかっていなかったです。
誰かの力になりたいときは、その人の立場にたって気持ちを考える。
シンプルですが、大切なことだと思います。
それを確認する意味でも有意義な体験学習だなと思います。
できればこれからも関わっていきたいです。