Twitterの「#2018年おすすめ仏教書」でおすすめしていただいた本です。
なんと父が購入しており、リビングに置いてありました。
これも何かのご縁ですね。
以前、著者の廣瀬先生の講義は受けたことがありますし、勉強会で何度かご一緒したこともあって面識があります(覚えていただいているかはわかりませんが(笑))。
本書は講義をまとめたもので、先生の語り口が聞こえてくるような文章だなと思いました。
解学・行学のお話、有縁の法のお話、読誦のお話は先生から何度も伺ったことがあり、懐かしいなと感じました。
私にとっては廣瀬先生と言えば「読誦」という印象です。
真宗の教えに触れた当初頭でっかちになりそうだった私にとって、とても印象に残っている教えです。
これからも大切にしていきます。
また、先生は「生活」という言葉もよく使われます。
遠くにいる仏さまの遠い世界の話ではなく、現在を生きる私たちが聞かせていただく教えなのですよね。
カーラとサマヤの話は亡くなった私の師匠がよくお話しされていたのですが、ひょっとすると廣瀬先生から聞いた話だったのかもしれません。
今度廣瀬先生にお会いしたら直接お聞きしようと思います。
全体の印象としては、阿弥陀経の内容に沿って思った以上に網羅的に書かれているなと思いました。
もちろん、内容が薄いということではありません。
大変勉強になりました。
毎日読んでいるお経にも関わらず、まだまだ勉強不足だなと痛感させられました。
まだ一読しただけなので、三部経を学ぶ際に再読するつもりです。
先生のお味わいが存分にいただける一冊でした。
おすすめいただき、ありがとうございました。