あかつきブログ

仏教、音楽、世の中の出来事、サッカーなどについてあかつきが感じたことをゆるーく書きます(^-^)

『わたし、定時で帰ります。』

私はドラマを見るのが好きでして・・・

 

以前は各ドラマ1話ごとにブログを書いていました。

 

今となっては考えられません!笑

 

せっかく久々のブログなので、今季ドラマのなかでは一番好きな

 

『わたし、定時で帰ります。』

 https://www.tbs.co.jp/watatei/story/ep1.html

について書いてみようと思います。

 

あらすじ

主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。

だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。

ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、双子を育てるワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか──?

(公式サイトより抜粋)

 

感想

知人が「働き方を見つめ直すというドラマなのに、放送の時間帯的に一番見なきゃいけないはずの人たちがまだ働いていて見れないのでは?」と話していてなるほどなと思いました。

22時からですもんね。

でも、このドラマのテーマは「働き方」だけではないと思います。

 

私がこのドラマを好きなのは、人間関係をリアルに描いているからです。

 

一人ひとり考え方が違うのですれ違うこともあります。

そのすれ違いを何となく放置しながらやり過ごしていくと、ときには耐えきれなくなったり、周りが見えなくなったりしてやらかしてしまうことってあると思うんです。

誰にでも。

 

このドラマでは毎回誰かがやらかします。

でも、そのあとの書かれ方が好きなんです!

基本的にやらかしても周りの人たちが受けとめて、サポートを受けながらもう一度やり直そうとするストーリーですよね。

そこがリアルだと思います。

ときにはぶつかり合いながら関係性が徐々に変わっていく。

人間関係ってそうやって漸進していくものだと思います。

 

結衣は自分の時間を大切にしようとしているわりには、人のことをよく考えて寄り添おうとしています。

ブレてるようにも見えますが、自分のためにこそ他者のことを考えるということもあるのではないでしょうか。

ここは私が共感するポイントです。

 

坊さん仲間で社会問題やボランティアの話をすると、人のことよりも自分を見つめろと指摘されることがあります。

たしかに一理あるでしょう。

ただ、「私」とは独立して恒常的に存在しているわけではなく、社会や環境の中で常に変化しながら形成されていくものです。

ですから、社会や身の回りのことを考えることは「私」を考えることにつながるのではないでしょうか。

結衣が人のことを考えるのは、自分と向き合うことでもあるのでしょう。

最終回、社長とのやりとりで心境が語られていました。

 

「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんだ」

という台詞も良かったですね。

なぜ働くのかという問いに答えは簡単に出せないでしょう。

仕事が好き、認められたい、居場所が欲しい、不安、生活のことなど色々な思いや悩みを抱えながらみんな働いているのだと思います。

結衣の「みんなと元気に働きたい」という答えはとても素敵ですね。

「なぜ働くのか」よりも「どう働くのか」ということが大切なのかなと改めて思いました。

 

ドラマなので上手くいきすぎな部分も当然ありました。

結衣のようなバランスの取れた人はなかなかいませんし、種田さん・・・というか向井理さんかっこ良すぎでしょ。

でも、向井理さんががかっこいいだけのドラマではなかったと言えるでしょう。

 

仕事に関する考え方や恋愛についても、曖昧にせず最後まで丁寧に描き切って好感の持てる良いドラマだったなと思います!