https://www.nhk.or.jp/drama10/rakugo/
第3話では売れっ子になりつつある助六(山崎育三郎)に対し、菊比古(岡田将生)は自分の芸が見つからずに伸び悩みます。そんな折みよ吉(大政絢)と再会し・・・というストーリーでした。
作りの丁寧さは、現在放送中のドラマで一番だと思います。
さすがNHK!おもしろいです。
山崎育三郎の落語すごいです!
高座で聞いても違和感ないのではと思うほどです。
声が良いです。
その山崎育三郎演じる助六の噺の途中、お客さんが喧嘩を始めてしまうというシーンがありました。
そのおさめ方が上手だったのですが、これは法話(私はお坊さんです)やライブのMC(私は趣味で音楽をやっています)とかでもたまにあるんですよね~。
喧嘩はさすがに経験ありませんが、お客さんのイレギュラーな発言にどう対応するかということも、人前で話す者の実力のうちだと思います。
上手に対応している人を見ると、慣れてるなぁと思いますし、このシーンは助六を見守る菊比古に共感しながら見ていました。
そんな余裕が出てきた助六に対して、菊比古は師匠から「お前の落語には隙がねぇんだ」と指摘を受けます。
これも気持ちわかるわ~!という感じです。
人前で完璧に話したとしても、聞いてくださる方々を置き去りにしてしまうというのはありがちです。
それを防ぐには場を支配するとか、お客さんとのキャッチボールを試みるとか色々ありますが、場に合わせて対応しなければいけないですし難しいんですよね。
菊比古が常に自分と助六とを比較してしまうという気持ち、これもまたまたよくわかります。
どうしても自分より出来る人と比べちゃいますよね。
さて、みよ吉(大政絢)は綺麗ですね!
ときどき見せるかわいさもいいなと思います。
「水が低い方に流れるように、私たちは男と女の仲になっていきました」という菊比古のナレーション、綺麗な表現ですね。
恋するときって本当にそんな感じですよね。
みよ吉は助六と自分とを比べて現状を歎く菊比古に対して、「居場所は自分で作るものじゃない?」と言う訳ですよ!
最初冷たい言葉だなと思いましたが、よくよく考えてみると「人と比べるんじゃなくて、その人がその人として輝ける居場所があるんじゃない?」という意味かなと思いました。
みよ吉の支えもあって菊比古がついに一皮むけます!
最後の品川心中は圧巻でした。
菊比古が圧倒的に美しい!というか岡田将生美しい!
ちょっと感動すらしました。
予告を見る限り次回は波乱の展開ですね。
ますます目が離せません。
私はこのドラマ完全にハマっています。
私の満足度:8(10段階)