♯2023年おすすめ仏教書3冊
◎企画説明
音楽雑誌でその年のベストアルバムを選ぶ企画があります。
同じように仏教書でやってみたら面白いのではないかと思い始めた企画で、今年で6回目になります。
投稿結果を集計して共有させていただきます。新たな一冊との出会いがあるかもしれません。
たくさんの方とおすすめを共有したいので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
・X(旧Twitter)で「#2023年おすすめ仏教書3冊」というハッシュタグをつけて投稿してください
(Instagram、Facebook、TikTokなどの投稿も拾いに行きます)
・2023年に読んだ仏教書の中から選んでください
・2023年に出版された本でも、それ以前の本でもOKです(それぞれ集計します)
・1~2冊でも、3冊以上でもOKです
・他の方の投稿とかぶってもOKです
・どのような形でも私に伝わればカウントします
・1月5日(金)まで投稿を受け付けます
年明けに
・投稿された本の一覧(2023年に出版された本&2023年以前の出版で複数投票された本)
・その本が何票獲得したか
以上2点をYouTube動画とブログでご紹介します。
この企画がより楽しくなるように、投稿数が伸びることを願っております♪
◎私が選んだ3冊
岩田文昭
中公新書(2023)
浄土思想がどのように展開してきたのかが描かれています。善導大師から法然上人、そして親鸞聖人も含め法然上人の弟子たちに至るまで如何に浄土思想が受け継がれてきたのか、それぞれの思想のどこに違いがあるのかがまとめられています。浄土宗の方も真宗の方も読める一冊です。
本書を貫くキーワードは「物語」です。浄土教は物語を通して説かれています。その物語を受けとめることにより、新たな物語が生み出されます。ここがおもしろいところだと思います。
経典との向き合い方について考えさせられました。
『釈雲照と戒律の近代(日本仏教史研究叢書)』
亀山光明
法藏館(2022)
本書によると釈雲照は近代を生きた真言宗の僧侶で、戒律復興の立場から近代仏教と向き合った方だそうです。僧侶だけではなく、広く国民や在家信徒に向けて戒律が浸透していくことを企図していました。また、身体だけではなく、心(内面の領域)についても意識していたそうです。
釈雲照の思想や取り組みが国家統治に利用される危険を孕んでいることは間違いありませんが、日本仏教においても戒律を考える必要があるのではないかという問題意識には共感できるところもあります。
タイトルの通りイラストで東本願寺が紹介されています。
予備知識なく東本願寺を味わってみるのもアリですが、本書に書かれている内容を知るとより深く楽しめるかもしれません。
基本的な情報から、わりとマニアックな事柄も掲載されています。
画像も使われてはいますが、ほとんどがイラストで、実際に足を運んでみたくなります。
ぜひ読んでみてください。
◎YouTube動画
企画の趣旨説明と、私が選んだ3冊についてお話した動画をアップしました。
こちらもぜひご覧ください。
◎ご投稿のお願い
仏教に関係する本であればどのような本でもOKです。
雑誌や漫画でも大丈夫です。お気軽にご投稿ください。
皆様もぜひ「#2023年おすすめ仏教書3冊」にご投稿よろしくお願いいたします。