#2022年おすすめ仏教書3冊
◎企画説明
音楽雑誌でその年のベストアルバムを選ぶ企画があります。
同じように仏教書でやってみたら面白いのではないかと思い始めた企画で、今年で5回目になります。
投稿結果を集計して共有させていただきます。新たな一冊との出会いがあるかもしれません。
たくさんの方とおすすめを共有したいので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
・Twitterで「#2022年おすすめ仏教書3冊」というハッシュタグをつけて投稿してください
(Facebook、Instagram、TikTok、YouTubeなどの投稿も拾いに行きます)
・2022年に読んだ仏教書の中から選んでください
・2022年に出版された本でも、それ以前の本でもOKです(それぞれ集計します)
・1~2冊でも、3冊以上でもOKです
・他の方の投稿とかぶってもOKです
・どのような形でも私に伝わればカウントします
・1月6日(金)まで投稿を受け付けます
年明けに
・投稿された本の一覧(2022年に出版された本&2022年以前の出版で複数投票された本)
・その本が何票獲得したか
以上2点をYouTube動画とブログでご紹介します。
この企画がより楽しくなるように、投稿数が伸びることを願っております♪
◎私が選んだ3冊
『現代語訳 南海寄帰内法伝』
義浄(著)、宮林昭彦・加藤栄司(訳)
法蔵館文庫(2022)
唐からインドへと渡り戒律を学んだ義浄による見聞記で、僧伽を考える上で重要な資料です。
7世紀インド仏教の僧伽の様子が描かれています。律が実際にどのように運用されていたのか、そしてインドと比較して中国の様子もわかります。
訳だけではなく、項目の冒頭に解説がされていて意味が取りやすいです。
律について学ぶことは大事だと思いますし、おすすめの一冊です。
『儀礼と仏像』
今年読んだ仏教書の中で、ページをめくるワクワクが1番ありました。
中国仏教の儀礼について取り上げられており、その中で仏像が果たす役割が書かれています。
日本の仏教から直でインドの仏教まで遡って考えてしまうことがありますが、本書を読むと日本仏教が中国仏教から大きく影響を受けていることを再確認させられます。
第1章は日本でもお馴染みの儀式・行事が出てきて、第1章を読むだけでもおもしろいと思います。
全体を通して「仏に見(まみ)える」ということがテーマとなっており、大乗仏教を考える上で、そして真宗を考える上でも有益な一冊ではないでしょうか。
安田理深 大法輪閣(2010)
※彌生書房(1998)を原本としたOD版
真宗で僧伽論といえば安田師ですよね。先輩から薦められて読みました。
本書に限らずですが、安田師の書かれた文章からは僧伽が歴史的なものであることが伝わってきます。
その歴史とは法の歴史であり、その法を受けとめてこられた方がいらっしゃるのですよね。私はその歴史の中に身を置く者となっているだろうかと考えさせられました。
ぜひ読んでみてください。
◎YouTube動画
企画の趣旨説明と、私が選んだ3冊についてお話した動画をアップしました。
こちらもぜひご覧ください。
◎ご投稿のお願い
仏教に関係する本であればどのような本でもOKです。
雑誌や漫画でも大丈夫です。お気軽にご投稿ください。
皆様もぜひ「#2022年おすすめ仏教書3冊」にご投稿よろしくお願いいたします。